食コラム

第10回:旬の食材を食べよう 4月の旬食材 「筍」

春の味覚の代表 筍

春の味覚の代表である筍の旬は4月~5月。生の筍はこの時期だけ楽しむことができ、収穫後は灰汁が増していくので手に入れた後はすぐに食べるか茹でて処理をする必要があります。筍の種類は、約70種類程あると言われていますが、一般的な食用の筍は、孟宗竹(もうそうちく)の若芽のことをいいます。筍は日本の幅広い範囲で収穫することができますが、収穫時期は南の方からはじまり、「筍前線」と呼ばれることもあります。

おいしい筍の選び方と保存方法

おいしい筍を選ぶときのポイントは
「重さ」「皮」「切り口」です。
重さ…持った時に手にずっしりと重みが感じられるもの。
皮…皮が薄茶色で、穂先が黄色がかったもの。
色…切り口が白く、みずみずしいもの。

時間がたつとえぐみが強くなるので、購入後は早めにゆでることが大切です。ゆでるときには、米ぬかと赤唐辛子をいっしょにいれるとえぐみがぬけて、おいしく仕上がります。ゆでた後に保存するときは、フタつきの深めの保存容器に水を入れ、筍が完全にひたるようにした状態で、フタをして冷蔵庫で保存します。時々水を替えながら、しっかり水に浸けておけば、1週間程度は保存可能です。

筍の栄養素

うまみの素であるアミノ酸が多種類含まれ、中でもチロシンというアミノ酸を多く含みます。ゆでると白い結晶になり、ほかのアミノ酸を体内に取り込む助けをします。整腸作用を助ける食物繊維も豊富です。ビタミン類ではビタミンB群に分類されるパントテン酸、ミネラルでは亜鉛を多く含んでいます。
【チロシン】
筍をゆでて切った際についている白い塊のようなものの正体はこのチロシンです。チロシンはアミノ酸の一種で、疲労回復やストレスの緩和、脳を活性化してやる気や集中力を高めてくれるなどの効能があると言われています。また、ホルモンや皮膚や髪の色素であるメラニンの原料となる成分でもあります。

【パントテン酸】
パントテン酸はビタミンB群に分類され、糖質・たんぱく質・脂質の代謝に関わるビタミンです。他の野菜類に比べて筍には多くのパントテン酸が含まれています。

【亜鉛】
亜鉛は味覚を正常に保つ機能があるとされ、他にもたんぱく質やDNAの合成、細胞へのダメージを除去する酵素の一部になるなど、生体機能を保つのに重要な働きをもつ栄養素です。主に魚介類や穀物に多く含まれていると言われています。

旬の筍をおいしく食べるレシピ

筍とアスパラの和風オープンサンド
材料(2人分)
筍(ゆでたもの)  1/4個(50g)
アスパラガス    2本
なめ茸       大さじ2
ハム        2枚
クリームチーズ   80g
こしょう(粗びき) 少々
バゲット       4切れ






カロリー340kcal食物繊維3.1g 食塩相当量2.1g


①筍は薄いくし切りに、アスパラガスは根元を切り落としラップをしてレンジで30秒~1分ほど加熱し斜め薄切りにする。ハムは筍と同じ大きさのくし切りにする。
②筍、アスパラガス、なめ茸をボウルに入れて和える。
③スライスしたバゲットにクリームチーズを塗り、ハムと②を乗せる。
④最後にこしょうをふりかける。

POINT:アスパラガスは電子レンジで短時間で加熱することで栄養素が抜け出てしまうのを防ぎます。保存してある筍を使えば火を使わずに簡単にできるレシピです。
発行元:
フィブロ製薬株式会社 〒107-0052 東京都港区赤坂4-11-6プティ赤坂202号
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